ものもらいの治療
ものもらいとは
ものもらいは地方によって「めいぼ」「めばちこ」とも呼ばれますが、医学的には麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と言います。
ものもらいは、まぶたの先端にある汗腺(汗を出す腺)や脂腺(脂を出す腺)に細菌が感染して炎症を起こす病気です。
ものもらいを細かく分けると、まぶたの外側にある汗腺(Moll腺)や脂腺(Zeis腺)に感染する外麦粒腫と、まぶたの内側にある脂腺(Meibom腺)に感染する内麦粒腫に分類されます。
ものもらいの症状
まぶたが痛い、まぶたが赤い、まぶたが腫れるといった症状が出ます。
膿がたまって赤〜黄色に膨れることもあります。
触ると痛いです。
ものもらいの治療
抗生物質(細菌を殺す薬)の点眼薬や軟膏を処方します。
代表的な薬剤にクラビット(レボフロキサシン)やベガモックス(モキシフロキサシン)、タリビット眼軟膏(オフロキサシン)があります。
同時に炎症を抑える目薬を使ったり、抗生物質の内服薬(飲み薬)を使用することもあります。
膿がたまった場合にはメスで切開したり、針を刺したりして膿を出すこともあります。
通常は1−2週間程度で治ります。