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マイオピンについて

マイオピンとは

マイオピンとは有効成分「アトロピン」を低濃度で配合した点眼薬で、子供の近視進行を抑制する効果があります。

4歳から12歳で、軽度から中等度の近視の子供が対象となります。

マイオピンの使い方

1日1回、寝る前に両眼に点眼します。

容器1本(5ml)あたり、両眼で1ヶ月の使い切りサイズです。

本製品は、GMP(Good Manufacturing Practice、品質管理)に準拠した工場で製造されています。

マイオピンの効果

目薬を継続することで、近視の進行を平均50〜60%抑えることができるとされています。

有効成分であるアトロピンの濃度が高いほど、近視進行抑制効果が高いとされています。

マイオピンの副作用

マイオピンの有効成分であるアトロピンは瞳孔を開く作用があり、まぶしさを感じたり、近くのものにピントが合わなかったりする副作用があります。

マイオピンはアトロピンの濃度が低く抑えられており、上記のような副作用はほとんど出ることがありません。

マイオピン治療における注意点

マイオピンは目薬を続けることで効果を発揮します。

そのため、途中で目薬をやめてしまうと、近視の進行スピードが再び早くなってしまいます(リバウンド効果)。

マイオピンの処方の流れ

初回

子供の視力や目の状態などを検査・診察します。

診察後、適応があればマイオピンを処方します。

初回は1本(1か月分)の処方になります。

1ヶ月後

1か月後に検査、診察のうえ、副作用など問題がなければ3本(3か月分)の処方になります。

3ヶ月後

以後3か月毎に検査、診察のため受診します。

マイオピンは3本(3か月分)の処方になります。

マイオピンの費用

初回受診時

合計:7,500円
お薬代(1本):5,000円
検査・診察代:2,000円

1カ月後受診時

合計:17,000円
お薬代(3本):15,000円
検査・診察代:2,000円

3ヶ月毎受診時

合計:17,000円
お薬代(3本):15,000円
検査・診察代:2,000円

(参考)マイオピンの作用機序

正確な作用機序は不明ですが、眼軸長を制御している、網脈絡膜にある「ムスカリン受容体」を直接抑制することで目の長さの伸びを抑えると考えられています。

よくある質問

Q. どれくらいの期間、治療を継続したらいいのでしょうか?
A. 成長期の間は治療を継続することが望ましいとされていますが、効果には個人差があるため、治療開始後は定期的に眼科を受診してください。
Q. マイオピンを点眼することで視力が回復したり、近視が治ったりすることはありますか?
A. マイオピンを点眼しても視力が回復したり、近視が治ったりすることはありません。あくまでも近視の進行を緩やかにすることが点眼の目的となります。
Q. 副作用はどんなことがありますか?
A. 基本的には副作用はありませんが、点眼後7〜8時間程度、薬の作用で散瞳する(瞳孔が開く)ことでまぶしさを感じたり、近くのものを見る時にぼやけて見えることがあります。夜寝る前に点眼をしていただければ、翌日の生活には特に問題はありません。日中も症状が続く場合はご相談ください。
Q. 点眼を忘れてしまった場合はどうすればいいですか?
A. 夜に点眼を忘れてしまった場合は、次の日の夜に点眼をしてください。散瞳による影響が出てしまう可能性があるため、日中の点眼は避けるようにしてください。
Q. メガネやコンタクトレンズとの併用は可能ですか?
A. 可能です。コンタクトレンズは外した後に点眼してください。

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